代表挨拶

丸藤葡萄酒は、高祖父 大村忠兵衛が明治10年「大日本山梨葡萄酒会社」（通称、祝村葡萄酒会社）設立の折、出資者の一人に名を連ねて以来、130年以上にわたりワイン造りに関わってまいりました。
まとまった畑を所有していたこともあり、養蚕から果樹栽培に転換、ぶどう・桃・李・柿・さくらんぼなどの栽培を経て、現在ではぶどう栽培に専念しております。

「明治」と言う新しい時代の息吹きを感じ、丸藤葡萄酒のワイン造りが始まります。
そう言うと格好良く聞こえるかもしれませんが、おそらく生活のためのワイン造りだったのだと思います。 以来、治作、澄蔵、忠雄、わたくし春夫へと受け継がれ、創業以来130年余の時を経て品質も格段に向上して来たと自負しております。
おかげさまで国内のワインコンクールでも金賞をいただいたり、海外市場でも丸藤葡萄酒のワインを取り扱ってくださるようになりました。

昨今では、大手ワインメーカーの情報公開、海外でぶどう栽培や醸造技術を習得した若者、またインターネットの普及で海外との技術交流も盛んに行われるようになり、ぶどう栽培や醸造技術の進歩は飛躍的に高まっています。
私たちも、良い葡萄、良いワインを造るために常に試行錯誤を繰り返しております。
料理に合わせてワインを楽しんでいただくことはもちろん、その奥深さやワインにまつわる楽しさなど、1本のワインを通して心温まる交流が皆様と共に創り出せればと思っております。
より一層、味わい深いワイン造りに精進してまいります。
今後とも、丸藤葡萄酒をよろしくお願いいたします。