甲州市教育委員会文化財課が日本遺産、世界農業遺産を申請する中でワイナリーにも注目して下さり、私どものワイナリーも日本遺産の構成要素になっております。その中で白壁の旧醸造棟その後事務所棟、売店などで使用していた建物と昭和33年、35年に建造された白ワイン用醗酵、貯蔵コンクリートタンクの内側の壁に酒石が付着していることもあり、令和元年12月5日に登録有形文化財の指定を国から受けました。これからも誇りをもってワイン造りに励んでまいります。
帝国ホテルと同じ年にスタートした日本の中でも古いワイナリーです。近代的なワイナリーが増える中、味わいのある古民家でワインのテイスティングが出来るところはそう多くはありません。新しいワイナリーの良さとはまた一味違う、古き良き日の名残がここにはあります。かつて住居だった母屋への想い入れは強く、せっかくリノベーションするのであれば、とにかく来場者に楽しんでいただきたい。そんな想いから2017年、梁を外して解放感のある吹き抜けにし、さらにテイスティングルームと売店、事務所など併設いたしました。これからもみさなまに愛されるワイナリーとして歩んでまいります。
大村家の家紋が下り藤、地域の名前が勝沼町字藤井で家紋と地名にちなみ、「丸藤」の名をつけました。昔の会社名の大半は、越後屋の【丸の中に越】で三越のように社名をつけていました。ある種、当時のトレンドとも言えます。【丸の中に藤】と書いて「丸藤」のイメージでお考えいただければと思います。なお、甲州市として合併される前、東八代郡藤井という地名が、東山梨郡勝沼町藤井と改名を経て、現在では甲州市勝沼町藤井となっています。
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